one day

11月3日は、連休始めということもあり、各地で様々な催しが始まる期間です。本田では、連日お知らせさせていただいている通り、木工家の山本美文さんの個展が始まります。

先ほど作品も届き、いよいよだなと緊張感も増してきました。

併せて、珈琲の古道具もご紹介していきます。どうぞお楽しみに。
そして、初日のみ同じ岐阜市で店を構える矢島明氏(yajima coffee)による喫茶室をお楽しみいただけます。そのためyajima coffee店舗はお休みですので、是非本田で珈琲を味わってください!


そして友人が営むパンと食事のお店 円居では、MITTANさんの衣服展が同日よりスタート!ぜひ併せてご覧いただけたら幸いです。
二店舗ともに友人夫妻の営む、岐阜市には欠かせない店であり、私の自慢の二店です。こんなふうに、関わり合える日がくるなんて、あの頃は想像も出来なかったけど、これはきっと必然なのだろうと感じています。

one day,

先日は女子会のような打ち合わせの際に一人の女性の決心を聞く。ああ、待ってたよ!また岐阜が誇れる地になっていくなぁ。嬉しいなぁ。

数年前、十の日という催しで、3人それぞれに向かっていたあの頃。二人は美味しいという幸せを生み出す人。とても尊敬している女性たち。

one day

カフェ・オ・レの甘い誘惑

El Espiritu de la colmena (1973)

Víctor Erice

11月3日よりはじまる、山本美文展では、古陶のカフェ・オ・レボウルからイメージした、美文さんの木のボウルが届きます。

主人に教えてもらってだいすきな映画の1つになった、ビルトル エリセ監督のミツバチのささやきでも、カフェ・オ・レボウルが登場します。言葉少なく、まっすぐなアナの眼差しに、こちらも釘付けに。忘れてしまった、子供の自分とアナを重ねてしまいます。デジタルリマスター版も出た事によって、近年鑑賞した方も多くいらっしゃると思います。私もその一人。もし、幼き頃にこの映画に出逢えていたら、映像作家を夢見たかもしれません。。とにかく、稚拙な言葉では言い表せない映画であり、深い作品です。未鑑の方はぜひ。

そんな、ミツバチのささやきにもヒントを得て、大切にしているカフェオレボウルの事を思い出しました。

小さなものから大きなものまで、様々なボウルを手にしてきましたが、一昨年の買い付けで出会ったモントローの大きな古手のカフェオレボウルには、二人で静かに感動しました。こんなにも美しい椀なりの形、高台のくびれ、今まで見たどのカフェオレボウルより好きなものでした。(写真右)


しばらく眺めていたいと、手元に残しておいたこのボウル。山本美文さんの手から、木のボウルへと、どんな姿となって見られるのか楽しみです。
美文さんに展示に寄せていただいた、直筆の言葉がとても好きです。


”静かな午後のひととき、

掌から伝わるカフェオレボウルの甘い誘惑とフランスの調べ。

窓辺に射す光と影に消えゆく白漆のマチエール。

美は、それを美しいと感じる人の心に宿るもの

山本美文”

木工家となって来年で30年。とても苦しかった時代のお話もうかがいました。それがあっての今。掌から生み出すという事を、ずっと忘れずに作り続けている。
甘くて苦い、カフェオレは、まるで人生のよう。

カフェ・オ・レの甘い誘惑

足踏みオルガンとカシオトーン


さて、今夜は音楽を奏でる本田サン。一年半ぶりのライブでした。

台風の影響により渋滞で10時間もかかって岐阜へ戻ってきました。メジコレの荷物を降ろしてすぐ、リハが始まります。

本人、相当クタクタの模様。いやぁよく頑張りましたね…

夕食は、演奏の練習をしませんが、ただ、久しぶり過ぎて忘れているので、曲目を決めて音を合わせます。

最後にマヘルのカヴァーをニューヨークから来たザックと共演。夕食がマヘルのカヴァーは初めてしたそう。

家では彼はよくこの曲を弾いています。そのせいで私もこの曲はいつかどこかで聞いて見たいと思っていました。
工藤さんの声と、やっぱり少し似ている。

Maher Shalal Hash Baz

azazel

by 夕食とzach phillips

エラー
この動画は存在しません。
足踏みオルガンとカシオトーン

嵐 近づく時


台風がじりじりと近づく中、二日間の目白コレクションが無事に終了しました。お越しいただきましたお客様には感謝しかありません。本当にありがとうございました。

骨董の催事に来るのは初めて、という方も多く、また、本田のwebやInstagramでこの催事を知りました、という方もたくさんいらして、私たちなりに、目白コレクションに出店した役目を果たせたのかなぁと思いました。
東京の骨董催事に出るのは、春のメジコレが初めて。初舞台が目白コレクションなんて、見に余る光栄です。しかし、初めての事ばかりで納得のいく展示が出来ず、悔しい思いもありました。今回は勉強して、その課題も少しは改善されたと感じています。お陰様で、今回は多くの方に立ち寄って頂けました。

泣けるほど嬉しいお言葉を頂戴し、こんな未熟者ながらにも、突き進むために精進せねばと奮起しています。
それもこれも、推薦してくださった古美術28の清水夫妻のお陰です。お二人に恥じないように、私たちも頑張ります。
お礼を言いだしたらきりがありませんが、あの人もあの人もあの人も…みんな来てくれてありがとうございました。本田は幸せ者です。


いつかの🐱ちゃん

ありがとう

嵐 近づく時

レター

メジコレが週末に迫って来ています。正直、、もう超必死です。

主人はメジコレの品物のセレクトと値段付けを。私は山本美文展の案内の発送準備。手紙を書く筆にも力が入ってしまいます。
一言、二言では終わらず、結局それなりの文章を200通書きました。大体同じ内容なら、印刷でいいのでは?と言われるくらい時間もかけてしまいましたが、ここは譲れない私の想い、なのです。

写真を撮り、言葉を選び、モノを見て、人を想う。私はそれを整理し、印刷物を作る。ここまで自分たち二人だけで出来ることが、幸せだと思っています。ダイレクトに気持ちを伝えられるから。

ああ、ペンだこが愛おしい、秋の夜。。

ものづくりをしている人の、どんな事を伝えたいのか。

それを考えると、私は頭が沸騰しそうになります。

産み出す事への責任を、

渡す事への責任を。

これらを忘れられて生まれた物は、何とも可哀想。


掌から生まれる、美文さんの作品に触れると、心がまあるくまあるくなれるのです。本当ですよ。

レター

山の麓


夕食:

本田慶一郎

野網瞬

今尾真琴

久しぶりに、3人の音が鳴る。
音楽は私にとってとても憧れで、尊いもの。生まれ変われたら、私も音楽の人になりたい。
三人ともバラバラ、其々とびきり個性的であるし、ジャンルとか、カテゴライズとかいう言葉が無意味だと感じる。本田は、何の店なのかと言われれば、ざっくり形容できるようなできないような。夕食も同じように思う。そもそも、一言で形容すること自体、とても難しい事なのではないのだろうか。
どんなに忙しくなっても、お金にならなくても、音楽をやめないでほしい。とは、私の勝手な我儘。自分が自分である為に。

山の麓

白漆のマチエール


11月3日から始まる、山本美文さんの個展DMを製作中です。本日無事に入稿。あとは届くのを待つのみ!
白漆楕円皿のこの表情を見て、声を上げずにはいられませんでした。この作為のないノミ跡と白漆の不均一な刷毛目。

個展開催に寄せた文章を書くことが、いちばん主人の苦労しているところなのですが、この文章なくして、ご案内は作れません。何日も何日も、楕円皿を見つめる主人。

美文さんがどのようにモノと向き合われているのか、ご本人のblogから垣間見えます。それからとてもチャーミングな人。作品にも、人にも、私たちが惹かれる理由がわかりました。
とくにわたしは美文さんの、

この日と→

この日のblogがすきです→


3日限定の喫茶は、「喫茶室と音楽」と名付けました。

なぜかって?

それはね、、もう少し先のお楽しみ!

白漆のマチエール

岡山より

11月3日から始まる、山本美文さんの個展に向けて。

今日、撮影用の作品を納品していただきました。現在、多治見でグループ展に参加されている美文さん。岡山への帰路の途中に寄ってくださいました。

少しずつ展示の風景も見えはじめてきたかな。とにかく、楽しみです!!

3日は来た人が、ああ良かった!言ってもらえるような特別な空間を目指します。視覚、味覚、聴覚、嗅覚、そして触覚。全てがその時だけのものとなります。

本田くんたち、いつもこういう子フランスから連れて来るよね〜、と笑いながらも美文さんは気になる様子。やっぱり二つ一緒にいないとだめだもんねー…と、無事に美文さんに嫁ぎました。🐻🐻

三年前DM用に美文さんに直筆で書いていただいた文章がとても好きで、今回も勝手ながらお願いしました。あんな文字が書けるようになりたいなぁ。

2014年の展示DMより

最近は催しの告知ばかりで、モノのご紹介がなく申し訳ありません。

再来週は目白コレクション、帰ってすぐに主人のバンドのライブだったり、そして山本美文さんの展示!12月の小澄正雄さんのガラス展にて今年の催しは終了です。
気がつくと思いの外、タイトなスケジュールに頭は混乱寸前。デザインのこと、主人は音楽のこと。それから自分たちの人生のこと、愛猫のこと、家のこと、庭のこと、食事のこと。

忙しいという事を理由にしたくない。

ただ、やりたい事は全力でやりたいだけ。
最近、目標がはっきりできた事によって、今はこれに向かってただひたすら前を向こうと決めたのです。なので、卒業宣言したInstagramも復活!早いっ!笑

でも発信を辞めてはいけない。私は伝える事が仕事なのだから。これからは小さな事で閉じこもることはしません。正直に言えば、いいねもフォローもいりません。私は本当の事だけを大切にしたいです。

岡山より

明日は星月夜へ

二人で在店しております。

本田は休みなのでお間違えのないようお願い致します。


砂糖を砕くための鋏のような道具と言われています。

何のために、こんなアートなフォルムだったのでしょう。用途を失った後にまで残したい物です。

こちらも、星月夜に出品いたします。

先日、納品を兼ねて星月夜でお昼をいただきました。動物性は不使用で、無農薬、顔の見える生産者のみの素材を使用したお食事。現代の生活でそのようにしたくても、最寄りのスーパーなどではなかなか出会えません。ただ、それを強い拘りと呼ばず、あくまで日常的に、安心で安全なお食事を提供してくれるのが星月夜です。大袈裟な事ではなくて、当たり前においしかったのです。
そして最後のビーガンスイーツ(この日は木苺のミルクレープでした)は、見た目のボリュームとは裏腹に、ビーガンならではのあっさりとした口当たりに、思わずおかわりしたくなるのでした。

明日からのお菓子の展示では、そんな星月夜のお二人が共感するお菓子作りをされている方々が集まります。

私も楽しみに待っています。

どうぞ、星月夜にいらしてくださいね!

明日は星月夜へ