あの夏の花火

明日は地元、長良川花火大会。
父方の祖父母の家が長良なので、子供の頃は花火大会に親戚で集まって河原まで見にいった。

好きじゃ無いけど、あの大きな袋に入った綿飴が、なぜか、あの時は欲しくてねだったのだ。
もうすっかり、花火大会で親戚が集まることはなくなってしまった。祖父も今年は十七回忌。長く1人でいた祖母も呼ばれるように、先日他界した。
寂しい気持ちはあるけれど、安心もしている。祖父が先立ってからの祖母は、痛みと苦しみと、どんどんと薄れゆく記憶と共に…長い時間を過ごしていた。やっと、穏やかな眠りがおとずれたね。
明日の花火は盛大にあげてほしい。

この家からおばあちゃんと見るから。

あの夏の花火

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