生地のこと


マロバヤのシャツ類は、伊勢木綿を使用して作られています。

江戸時代から続く、伝統的な織物です。特徴は、ふんわりとした肌触り。撚りの弱い糸を使用し、ゆっくりと昔の織り機で織るそうです。この生地、本当に柔らかいのです。
反物ですので、幅が狭く、洋服は繋いで作られています。そのため普通にシャツを作る工程が増えて手間がかかってしまいますが、この綿生地には代えられないそうです。
定番のコートシャツも、生地を変えて作り続けられています。写真のものは千鳥。展示会であるのはサイズは女性サイズのひとつのみ。

今回は新しい生地、綿麻のコートシャツを出していただいています。麻入りの生地も新鮮です。ぜひ羽織ってみてください。

今日は嬉しいことがありました。

私たちも大好きなイタリアンレストランのお店で、マロバヤ展のDMを見て来てくださったお客様がいました。その方のお話を聞くと、DMを置いてくださっただけでなく、店主さんが共感した言葉を書き添えていてくださったそうです。この展示も気になったし、そんな事ができるこの店主さんが素敵ですよね、と聞かせてくださいました。 

じ〜ん、とした時間でした。


盃  寒川義雄

生地のこと

MAROBAYA展スタート


初の平日スタートの展示会。平日らしくゆったりのスタートで、お客様一人一人とお話もでき、じっくり試着して選んでいただきました。
新作のスカートは、白の厚い晒し。木村さんが自ら作ったもの。受注生産となります。



16枚接ぎの美しいフレア。(下に別のスカートを履いています)

明日は上村さんに在廊していただきます。会期は5月7日まで。

MAROBAYA展スタート

衣服のこと

店内もどうにか整い、今日はマロバヤのお二人を迎えました。マロバヤのお二人は、必ず自ら展示を行うそうです。四年前の旧本田での展示でもそうしていただきました。

随分ご無沙汰になってしまったお二人ですが、変わらずお元気そうな姿に一安心。


検品、展示中のふたり。
実は私は、二人の事は深くお話をうかがった事はあまりないのですが、作るものから感じられる誠実さ、そして二人の精神性から、多くを語らなくとも分かり合える気がしています。

今日はお二人とお互いの想いを少しお話する事ができて、とても良い時間を過ごせました。

流行というものが特に近い存在の衣服の業界ですが、何を選んで、何を残していきたいのか。それは古い物を扱いながらも同じように考えています。デザイン性の高い洋服は、写真映えして欲求を高めますが、その中でずっと残したいと思える確かな作りのものはどれだけあるのでしょうか。

通販が主になってきた昨今では、生地の素材を確かめるどころか、試着もなく選ばれることも少なくありません。
マロバヤの展示は、「触る」ことを目的としています。折り目正しく整頓された洋服の展示会と想像されたら目から鱗でしょう。生地の触り心地を、是非確かめにきてください。

衣服のこと

果てしない道のり


京都ふるどうぐ市、たくさんの方にお越し頂きました。本当に大盛況の二日間、ありがとうございました。

この度も遠方から多くの方が会いに来てくださったり、岐阜、名古屋の常連様ものぞいてくださったり、毎年恒例のように京都ふるどうぐ市に来てくださる方々…感謝を言葉では言い切れません。

お昼食べる暇ないでしょ?

良かったらホテルで食べてくださいね

たくさんの方が差し入れを届けてくれて…何だか泣きそうになってしまいました。
そして実行委員、ボランティアスタッフの皆さんには本当にお世話になりました。おかげさまで無事に、そして楽しく充実した二日間となりました。ありがとうございました。

立誠小学校での開催が最後ということもあり、きっと出展者の方も気合が入っていたのではないでしょうか。どのブースも、それぞれの個性が凝縮され見応えたっぷりでした。

二週続けて大きな催しに参加させていただき、この世界の果てしない道のりを肌で感じています。まだまだスタート地点に立ったばかり。もっともっと自分に厳しく、強い想いを持って進まなければならないと痛感しました。殻に閉じこもっていても、前には進めない。視野は広く持って、芯はブレずに。。

特に目白コレクションに参加させていただけた事は、大変勉強になりました。厳しい眼のお客様、大先輩に囲まれて、場違いかもと恐れていましたが、どの方も優しく、そしてプロの仕事を間近で見る事ができ、とても刺激を受けました。毎年、京都を終えると心は満たされ、楽しかったー!とただ思うのですが、今回はその気持ち以上に、自分たちの至らなさ、そして果てしない道のりを進みたい、進まなければ、、という様々な想いが溢れています。

今日は空っぽの店内を掃除、什器も全て並べ替え、隅々まで気持ちをゆき届けていきたいと思いながら店作りをしました。

まだまだやる事はたくさんある。
曲り道、廻り道だったとしても、前に進みたい。

そして岐阜から共に参戦した、古美術28の清水ご夫妻。嬉しい事に目白、京都とご一緒できました。お二人には本当に良くして頂いています。彼らを通して学んだ事や、知り合えたお客様、同業の先輩方…彼らの人徳があって、私たちも今、こうしていられます。素晴らしい人に巡り会えました。本当に感謝です。


京都ふるどうぐ市の前夜。

路上の音楽家は楽器を一つも持っていなかったけれど、魂のビート、届きました。

果てしない道のり

京都へ

京都ふるどうぐ市に向けてイメージトレーニング中!

今日は出店ブースの範囲で、持ち込む什器を決めて配置していました。和も洋もなんでも織り交ぜの本田は、なかなか統一感を出すのが大変。とくに出店は毎度毎度苦戦しています。立誠小学校の力を借りて、空間を素敵に演出できるように入念に準備。何と言っても、この立誠で開催が最後となりますので、悔いの無いように…

ふるどうぐ市の会場は、一般的な催事で使われるようなホールでもなく、おしゃれな人が集う屋外のマーケットのようなものでもありません。唯一無二のイベントへ成長したのは、その場所の魅力もありました。

出店のみなさん、立誠で最後と気合を入れている模様。今年はどんなふるどうぐ市になるのか、今からとても楽しみです!

目白でお会いした方の中には、京都へも行きますね、という方もチラホラ。嬉しい限りです。

東京とラインナップをガラリと変えて!とはいきませんが、、お求め易いものをたくさんご用意する予定です。

ヨーロッパのガラスにも引けを取らない、明治期のガラス蓋物。ハイカラなデザイン。小さめのサイズはなかなか珍しそうです。窓際のブースには、古いガラスが良く似合います。

渋めの焼き物もたくさんお持ちする予定です。

みなさん京都でお会いしましょう!

京都へ

目白コレクションを終えて


目白コレクション、無事に終了いたしました。

私自身は、目の肥えたお客様の対応が出来るのか…と不安だったり、正統派の方々が集まる中でどんな事が出来るのだろう…と緊張が募るばかりでした。

開始直後はまさかの!本田をめがけて走ってきていただいたお客様もいて、気がつくとブースは人だかりに。信じられない光景で私の頭の中は何だか別世界にいるような気分でした。みなさん開店前から並んで、遥々来てくださった方、通販で出会ったお客様たちともようやくお顔を合わせられました。

感激の連続で、記憶が少し飛んでいます。笑

初参加の無名な私たちのブースに、こんなにお客様が訪れていただけた事で、目白コレクションという、この催しがいかに支持されているのかを実感しました。

未熟な私たちにこのような機会を与えていただきとても感謝しています。
たくさんの反省点はありますが、一歩ずつ、自分たちに挑戦していきたいと、固く思った二日間でした。
暖かいお言葉をかけてくださった皆様、心より感謝申し上げます。そしてこれからもどうぞよろしくお願いいたします。

前夜祭

ビオワインとビーフ。

心友とは、言葉を多く語らずとも伝わる。ありがとう。

目白コレクションを終えて

schedule


店舗はしばらくお休みとなります。営業再開は28日から。四月のスケジュールです。

4.15, 16 目白コレクション

4.22, 23 京都ふるどうぐ市

店舗では、4.28〜5.7 MAROBAYA展となります。

その後はすぐフランスへ買付の予定です。いつになくクローズと、忙しない日が続きそうな本田ですが、ひとつひとつ、しっかりと、歩んで参ります。

大変有難いことに、目白、京都と、それぞれ近方のお客様にお便り差し上げたら、多くの方から足を運んでいただけるお返事を頂きました。それだけでも、本当に有難いことです。

今私はマロバヤ展の案内に一言書き添えているところ。主人は初めての目白コレクションに、頭を抱えながら値付けしています。

家を空ける日々が続くことで、むすびが寂しがるだろうな、と。一番の気がかりはそれだったり。

schedule

旅のこと

数日前から、PCのバックアップなどでデータの整理をしている。OSを上げてからどうも様子がおかしく、思うように仕事ができない。原因不明のデータ行方不明に陥っている。デザイン界から遠ざかっているのもあり、データの管理、その意識が低くなっていた自分に激しく落胆しているところ。自力ではサルベージできそうにないので、探すより作り直したほうが早いという結果に落ち着く。。涙
オブジェクトはともかく、ピクチャを見ているとついつい、整理という目的を忘れて思い出に耽ってしまう。

私は旅行好きというタイプではないけれど、旅行好きな友人に連れられて、色んな国には行ったと思う。デザイナー時代に仕事で行ったり、社員旅行も連れて行ってもらえた。一人旅はできないタイプで、筋金入りの方向音痴だし、一人で食事も苦手。

いつも買付はフランスに行くけれど、その周辺も行きたい場所はたくさんある。学生の頃にヨーロッパを巡り、(フランス語の教授が引率する研修。)その経験が今の自分に強く刻まれている。ひたすら広大な草原を、バスで移動する日々。好きな音楽をイヤホンで聴きながら見た車窓の景色は、今もなお色褪せない。お決まりの観光名所から、名前も知らない場所まで。写真が好きで、フィルムカメラ2台と、当時買ったばかりのデジタルカメラ。重くても、必死に撮った。若さゆえちょっと無茶したり、怖いもの知らずの自分が其処に居た。思い出は奥に仕舞ってあるようで、一度に零れ落ちてくる事がある。
 
気球から見たシェムリアップ無数の遺跡

ソウルの薄いビール

ブルックリンのカフェ

雪のボローニャ

ブルージュのスワン

凍った湖に浮かぶオランダの風車

ニャチャンの夕日と日焼け

リド大人のナイトショー

アムステルダムのコーヒーショップ

ピサのドゥオモの反響

全てが夢のローゼンダールガーデン

タリンの旧市街とクム

迷子のパリ

城壁に囲まれた街 サンマロ

シリアライン 船底の恐怖

生々しい最後の晩餐

ポンペイで見たナウシカの部屋

アントワープの語源

ヘルシンキで呑んだ改源

修復中のルーベンス

貸切のモンサンミッシェル

旅先で助けてくれた、色んな人

研修から帰ったら、先に旅立っていた飼い犬ロディーのこと

旅は楽しい。でも家が一番好き。帰る場所があるから、旅ができる。なんて、幸せなこと。

旅のこと

magnolia

magnolia。少し前の写真。

春のはじめ、木蓮は

果てた姿も美しい。

花器にしたイタリアの木製ジャグは、尊敬する大先輩の元へ。

親子以上に歳の差があっても、その人はいつも、いつも謙虚だ。

目白コレクション、京都ふるどうぐ市が近づいてきている。ヒタヒタと、足音も聞こえてくるようだ。

京都は4度目。それでも毎年、荷物を出す時はドキドキが止まらなくなる。自分に挑戦させてくれる場所を与えてもらえたのは本当に光栄だった。

目白コレクションは、まさか自分たちが…という、まだ信じられない驚きがあり、考えているだけで緊張してしまう。でも、やるべき事は見えていて、それを全うできるように精一杯やること。

ああ、でも、胃が痛いなぁ。


Michaël Borremans : magnolia

magnolia