温故知新

寒川義雄 スープボウル
連日、沢山の方にお越しいただいております。本当にありがとうございます。
膨大な作品数、そのバリエーションの多さから、一度では選びきれないと話す方も多いです。今日も二度目のご来店の方も何名かいらっしゃって、じっくりと選んでいただきました。そこで、この度会期を延長し、沢山の方にご覧いただきたいと思います。
初めての本田での個展であったにも関わらず、寒川さんが様々な挑戦をしてくださり、共に創り上げるような展示会としていただいた事もあり、沢山の新作が並んでいます。
合言葉は温故知新。
古いものを研究され、自らで出来ることは全て作る寒川さん。本田のセレクトが好きだと仰ってくださり、この度は本田から古い器を託し、寒川さんが作る新しいものが見たいとお話ししました。
ただ「写し」というスタイルで形取るのではなく、寒川さんの手によって新しく生み出され、そこから現代で使うためのものを考えてくださりました。
色々と無理難題ではあったと思いますが、寒川さんの器は見事に温故知新でありました。


ヨーロッパの華やかさのある形のものでも、素材は日本の土の柔らかさを併せ持つ、独特の雰囲気のある器たちが生まれました。

豊富なバリエーションから、ご自身の取り合わせも楽しんでいただける展示となっています。
12月7日まで開催いたします。どうぞご覧ください。

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温故知新

冬のにおい

寒川義雄   薪窯の器

乾燥した空気が、身体に染みる。 
今日思い立って、毛糸を買った。最近は気がつくとiPhoneを触っている自分が嫌で、手を動かさないとと思ったのです。

何か無心になれることはないかと、数年前に編み物を始めた。とはいえ、根気のない私はパーツだけ編んで完成しないという事が多く、ただ編むことに夢中になっていた様子。

母は、家族全員のセーター(名前のイニシャル入り)を編むような人でしたから、すぐそばに大先生がいながらも、なぜか教わらなかった。自分で作るより、早くて美しかったから、自ら作ろうとあまり思えなかったのかもしれない。今思えば洋裁も、編み物も、もっと母から教われば良かったなぁ。

初心者なので、完成できそうなものを、年内にひとつ作ろうと決めて。ここで書かないとまた完成しなさそうなので。笑

初心者なのに、編み目の見えない真っ黒な毛糸を選んでしまうという。。

むーちゃんを膝の上に乗せて編み物なんて、老後みたいな冬の時間。


繰り返しの作業は、頭を空っぽにさせてくれる。

冬のにおい

寒川義雄 展


寒川義雄展

本日は中休みをいただき、明日金曜より30日までは無休で開催しています。

数とバリエーションの豊富さに、迷われる方が続出。ですが皆さん、自分の眼でしっかりと、好きな形や大きさ、質感を選び取っていただいています。

それは作家にとって、とても嬉しい事ではないかと思います。薪窯の器はもちろん、その他も様々な環境の変化で焼き上がりは変わりますし、轆轤挽きで全く同じものは生み出せません。初日から緩やかにスタートし、おかげ様でじっくりと吟味していただけた事、とても嬉しく思っています。

寒川さんの奥様である、カフェドハナエさんによる、二日間のコーヒーのご提供も好評でした。悩める中、コーヒーブレイクしてゆっくりと考えていただけました。店内、芳ばしいコーヒーの香りがたち、冬の暖かなテーブルを思い浮かべていました。カフェドハナエさんの自家焙煎コーヒー豆、残り僅かですが、店頭にて販売しています。
寒川義雄 デミタスカップ

フランスのデミタスカップから構想を得て制作していただきました。持ち手のバランス感覚が絶妙で、とても気に入っています。普段持ち手付きカップは作られない寒川さんが今回、本田の展示会の為に制作していただいたものです。寒川さんによって、和洋が中和されたようなカップです。持ち易く、使い勝手も良し。


寒川義雄 堅手茶碗

薪窯の茶碗も素晴らしいですが、この堅手茶碗は形と大きさ、白の中に複雑な表情を見せてくれます。シンプルゆえにその静かな佇まいが魅力です。 

近所の公園で、秋の終わりを見ました。
寒川義雄展

寒川義雄 展

肉体と精神


寒川義雄展

初日、二日と無事に終わりました。この二日間、各地で多くの催しが行われていた中、本田の寒川義雄展を目指してお越しいただけた事、心より感謝申し上げます。600点近くの作品数、大変見応えのある展示会となりました。

寒川さん自身、心身共に鍛えられ、この個展に臨んでいただきました。展示直前に山登り、毎日のジョギングも欠かしていません。健全な精神は、健全な肉体を持って宿ると寒川さんはお考えだからです。自分はアナログな人間だから、と話す寒川さんは、とても原始的な方法で作陶されています。火の番が過酷な穴窯、温度や酸素で生き物のように変化する焼成方法で、魂を込められた器を作っています。

いつも本音を求める寒川さん。だから私たちも、本音でお話しなければいけないと思っています。良いものづくり、良い展示会を続けていくためにです。お互い、真剣勝負でいかなければなりません。漢気溢れるまっすぐな人。

中部での大規模な個展は初めてなので、お客様の反応がわからないという不安は全くのご無用で、待ち望んでいた方も、初めてご覧いただいた方も、とにかく嬉しそうに選んで頂けました。  
まだまだ始ったばかりです。寒川さんの気迫を感じて頂けたら幸いです。30日まで。


寒川義雄展

肉体と精神

いよいよ明日から


寒川義雄展が始まります。

全国でご活躍中の寒川義雄さんですが、本田では初の個展です。おそらく東海での個展もほぼ初めての事と思います。多くの方にご覧頂ければと、たくさんの想いが伝わりますように努めます。

常設の品を片付け、店内を空っぽに。二日間かけて検品と設営を。店内を空っぽにする事は大仕事ですが、良い機会です。これで品物の整理や、崩れ始めたディスプレイを真っさらな気分でリセットできます。

現代の作品と、古い物を共存させて、本田でしかない展示会を目指しました。今まで寒川さんの展示をご覧になった事がある方でも、違う魅力を感じていただけるように。

今展では、薪窯焼成の器、特に飯碗をピックアップし、かなりの数を送っていただきました。

サイズ違いで揃えたい皿類と比べ、飯碗というアイテムはどこの家庭でも一人一つか二つといったものでしょう。ですが、これぞという飯碗を探した事がある方も少ないはず。毎日の食卓の、毎日の白飯。欠かせない飯碗。とっておきの飯碗を探しにいらしてください。


19日、20日は、広島のcafe de hanaeさんによる自家焙煎コーヒーも召し上がっていただけます。寒川さんの器で、温かいコーヒーを飲みながら、ゆっくりと選んでいただけましたら幸いです。

では、どうぞよろしくお願いいたします。皆様のお越しをお待ちしています。

寒川義雄展 11.19-30 本田にて

いよいよ明日から

Handwriting

企画展のご案内、その発送作業はなかなか時間がかかってしまうものです。
一時は、お知らせはとにかくスピードが命!と、ろくに言葉も添えず、すぐさま発送していたのですが、今はネットでの告知で直ぐに周知していただけるため、案内状はお客さまの手元にギリギリ届くことになっても、言葉を添えて送らなければ、と思うようになりました。

本田に立つようになって四年、私も随分とお客様のお顔とお名前が分かるようになりました。手伝いはじめたころは一致しなくて、主人がほとんど一言を書いていたのですが、今は私が書いています。

直筆の手紙は、やっぱり嬉しいです。私もお店の方や、お客様や、友人からもらった時、とても嬉しいです。その一言、が大切なんだなぁと。たとえ業務的な内容であっても、印刷と手書きでは印象が違います。それは受け取って気がついたのです。

広告の業界にいた頃は、とにかくめまぐるしい世界で、なんだか虚しい気持ちになる事が多く、私は本当に必要な物を作っているのだろうかと疑問に思ったり。いかに効率良くとか、合理的にと考えてばかりで、自分にとって大切なことを見失っていたかもしれません。

子供のころから自分らしい文字を書ける人にとても憧れていました。左利きの私は、手本を真似するので精一杯。今でも“らしい”文字というのは書けないままです。


手渡しできた方もいるけど、寒川義雄さんのご案内、そろそろ届いたかな。

Handwriting

mother & daughter


秋晴れが続き、どこか紅葉でも眺めに出掛けたいという気持ちを抑えながら、店でいつも通り過ごしています。
今朝は講演会を拝聴しに、開店前に長良川を一望できる場所へ。家からほんの数分で行ける場所なのに、この眺めはやはり特別。心から美しいと思いました。

昨日は、ドイツでお花を学ばれた素敵な方からリースをいただきました。びっしり詰まった植物たちがきらきらとして、とても綺麗。そしていい香り。店内が一気に華やかになりました。

娘ちゃん二人とは、本田でお絵かきをするのがいつもの決まり。自分たちではあまり描かないで、なぜか私にリクエストばかり。あんまり可愛くない猫やウサギをひたすら描いて、二人ともそれを見て可愛いと言ってくれる。そのあとは描いた手紙の郵便やさんごっこ。とっても女の子な二人。いつまでネコちゃん描いてって言ってくれるかなぁ。

いつもオシャレなTファミリー。ファッションもインテリアもセンス抜群。今日は大切な人への贈り物を選びに。良いものが見つかったよと、とても嬉しいお言葉をかけてくれました。こちらも娘ちゃん二人と、いつもの遊びがあります。ピアノを鳴らしたり(弾くというより鳴らす)、階段でジャンプしたり。今日は新しいお友達のジェラトーニくんを連れてきてくれました。
どちらのママからも、娘ちゃんたちが大人になっても、本田があってほしいと言われました。

私の目標がまたひとつ。

可愛いコたちが、素敵な女性になっても、本田が本田であるように。いつまでも、めぐさんって呼んでもらえるように。


phot by oto-chan

mother & daughter