玻璃

小澄正雄 ガラス

富山県から岐阜へ移られたガラス作家の小澄さん。陶芸家、吉田次朗さんの工房とご近所であるご縁よりご紹介いただきました。

岐阜へ移住されて間もなく、多くのバイヤーが彼の工房を訪れ、その度小澄さんが本田へもお連れしてくださいました。

普段はとても穏やかで気さくな方。すぐに親しみを感じ、たくさんお話ができました。ガラスへの眼差しが厳しく、あらゆる角度から眺めていたのがとても印象的。まるでスキャンしているようでした。

彼の工房へ訪れた時に、一目でその作品に目を奪われました。偶然は必然なのか、そのようなご縁に感謝です。

ベネチアンやムラーノガラスの技法を学び、彼の作風は日本の古ガラスへ進んでいきます。フォルムやデザインは古陶磁を思わせるような温かみを含みながらも繊細な印象。懐かしさと新しさを兼ね備えた、見たことの無いものでした。

現代の工芸で、見たことのないもの、という感覚に出会えることは今日日稀な事と思います。それはただ斬新であるという事ではなく、これまでの伝統を踏襲した上で生み出すこと、そういう素晴らしいものに出会えてとても嬉しくなったのです。

古い製法で作られる型吹きガラスは、手もかかりますし、技術を要します。触れて眺めて、遥か昔のぎやまんに思いを馳せて。

美しい小澄さんのガラス、ぜひお手にとって頂きたいです。

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