cloudy and rain

古美術28と本田の企画展、東西蓋物百景が無事に終了しました。

お越しくださった皆様、ウェブサイトやインスタグラムをご覧くださった皆様、誠にありがとうございました。

思えば、本田自身の古物の企画展は初めてに近いです。ひとつひとつ、時間をかけて集めてきました。

やはりこの展示会の面白みは、二店が東西で別れて選別したことでしょう。清水さんも話していましたが、一人で幅も、奥行きもある展示に仕上げるのはなかなか困難な事です。

古い物を探すわけですから、思い通りにはいかないこともあります。展示会までに売らずにストックしておかなければならない事や、とっておきの欲しいものが見つからない、ある程度の数を揃えて間に合わせる、、など。これは本当に難しい事です。

良いものになればなるほど、手には入り難いものですから。
東西蓋物百景、この度は盛況に終える事が出来、本当に有難く思います。この東西シリーズで今後も面白い試みができたらと思っています。次回は、また一回りレベルアップしてお披露目したいです。楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。

なにより、主催の二人が楽しそう。こんな風に競演出来ること、感謝です。

昨年末に、本田の展示会を行っていただいたツバメ舎店主のサエコさん。久しぶりに来てくださった。本田の事をいつも見守ってくれているような暖かい存在。本田の変化を、‘進化’といってもらえてとても嬉しかったです。

そう、一歩ずつ。

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cloudy and rain

Minority

企画展を見に来てくれた、友人夫妻と閉店後に食事へ。業種は違えど、芯の部分がとても重なる二人。面白おかしく、話は尽きない。

お互い、迷い、悩み、もがきながらも、少しでも前へ進む方法を考えている。

岐阜のこんな小さな店に居ながらも、目まぐるしいと感じてしまう日々の中で、流れていってはいけないと思う事。物事の本質を、見ること。
今までたくさん話はしたけど、この想いを人に話すのは初めて。という話をした。少数派なのだろうけど、正しいか間違いかは分からないけど、違和感を持つことは大切な事かもしれない。日々は、そのまま、流れていくことばかりだろうから。。

心がスッと軽くなった気がした。
梅雨より長い秋雨よ、そろそろ夕焼けを見せておくれ。

Minority

魅惑の果実

still life oil painting  France 1876

東西蓋物百景も後半戦。

古美術28の清水さんに毎日在店してもらっています。なかなか面白い毎日です。

それにしても、この古物によるテーマを設けた二人展というのは、とても良い経験となりました。今後も、清水さんが許す限りはこの二人展を続けていきたいと考えています。

それぞれの世界観や得意分野を表現するような展示会ではなく、特定の主題における二人の視点、その時のお互いの挑戦も兼ねて、可能性の広がる展示会と成れば良いなと思っています。

素晴らしい眼と知識を持つ、清水さんとこうして企画できる事がどれだけ幸運か。岐阜はこの先も必ず面白くなると予感しています。

私たちも、少しずつですが、先の目標が見えてきた気がします。

東西蓋物百景もあと数日、お見逃しなく。


円居の新メニュー、フルーツサンド。こんなフルーツサンドは食べた事がない!試食したものから、さらに進化していました。

展示会期中の唯一の休日は、フルーツサンドを長良川沿いで食べました。こんな時間がたいせつ。

魅惑の果実

Checkmate!

東西蓋物百景

連日たくさんの方に訪れていただいています。フタモノってこんなものも?というような品物を沢山集めました。

東洋、西洋の歴史や文化の違い、作られたものの技法やデザインの相違や交差する部分を感じ取れ、新しい発見もあり、想像以上に面白みのある展示となったと思います。来た方にも、見たこと無いものがたくさんあって面白い!と言っていただき嬉しい限りです。

大阪から来ていただくHさん。感性の豊かな方で、国や時代は問わず、心に響いた美しいものが好きな方。石垣島で、知らずと導かれたヨーガンレールさんの別宅に訪れた時のお話を聞かせていただき、写真も見せてもらいました。その、集結した空間は、体感してみなくては分からないものだろうと思いますが、それでもその壮大な世界を垣間見えた気がしました。揺さぶられる感覚、そう話してくれました。

レールさんの集めた、連なる漂流物。誰もが見向きもしないものに美しさを見出すこと。それは私たちの人生のテーマ。そんなものを探していきたい。

常連のUさんは、清水さんのインスタグラムを読み始めてからさらに骨董にのめり込んだ方。自ら編集し、出版物を手掛けることも。本田と、主人の音楽活動の事も取り上げていただきました。
そんなUさんも直感を大切に選ばれる方。いくつか選んでくださって、最後まで後ろ髪を引かれていたオランダのチェス盤。折りたためば本型になって、中面はなんとビックギャバン!とにかく格好良い。私も一目惚れだった。デュシャンが好きだというUさん。デュシャンはチェスの名手でした。一度は帰宅されたがメールがあり、とあるアイデアが浮かんだため、チェス盤を譲ってほしいと。アイデアとは何だろう?

実は、私も後ろ髪を引かれている…


東西蓋物百景

Checkmate!

East&West

東西蓋物百景と題した、古物の企画展がいよいよ17日から本田にて始まります。

東洋と、西洋に選別者を分け、あらゆる蓋物を展示します。西洋は本田が、東洋を古美術28の清水氏によって選ばれたものが並びます。
清水夫妻と出会ったのは三年程前。お名前は存じていたけれど、お会いしたのは犬山のオーガニックレストラン、星月夜にて。星月夜で展示をされている事もあり、偶然お会いでき、食事も一緒に楽しませて頂きました。

星月夜の加藤夫妻からも、彼自身の魅力をたくさんうかがっていたので、早くお話をしたいと願っていました。

14歳で単身渡英して、サザビーズや大英博物館で本格的な古美術を学んできた彼らが、なぜ岐阜の山奥でお土産やさんのような店をしているのか、最初は謎だらけでした。お父様も古美術を長年コレクションされ、画家でもあり、お母様は歴史研究家の才女。それなのに、普段の姿は同じ山の中で茶屋を切り盛りする。。ますます謎が増えるばかりですっかり清水家の虜になってしまったのです。

山の中でひっそり、というスタイルも、彼を世の中が放っておくはずはなく、頭角を現した清水さんは、若手古美術商のエースとなっていきます。そうなることは、もちろん時間の問題だろうと思っていましたが、それでも清水さんは変わらず、傲らず、これまで通り私たちと接してくれます。

いまでは山の中に日本中から骨董好きが集まっているのです。

彼の知識とセンスがあっての事ですが、何よりユーモアに溢れた面白い人で謙虚で、そんな彼の人柄に魅せられる人が集まっているのではないのだろうかと思います。私もその内のひとり。

何も知らない私に、たくさんの事を教えてくれて、どんどん良いものを見せてくれました。

彼には明らかなビジョンが見えていて、私たちはとても刺激を受けています。そして私たちにしかできないことを探して、彼らとこれからの骨董の世界を見て行けるように、日々努力し精進せねばと思うのです。

そんな清水氏との共演。今の私たちがやれる限りを表すつもりです。

ぜひ、ご覧頂きましたら幸いです。

東西蓋物百景

East&West

真珠の泡


フランスで見つけたレースの付け襟。

これはコレクターの人から譲ってもらったもの。この他にも、19世紀のスモックやエプロンも譲っていただいた。

付け襟もたくさん見せてもらったのだけど、どれも首が細くて!泣く泣く諦めたものも。選んだのはこのひとつ。

とても良いコンディション、合わせやすいデザイン。ちょっとしたパーティーや、お出かけに。


こちらはドール用か、子供用かと思う小さなサイズ。でもヨーロッパの人は首周り細いから、これも大人が付けたのかもしれない。

とにかく細かいギャザー、その手仕事に惚れて、付けられないけど眺めておきたいと思って持ち帰った。

小さな女の子が付けたら、たまらなく可愛い!

先日、ある方がノースリーブのワンピースに、アンティークレースの付け襟を合わせていらして、とても素敵だったので。


 lace collar  France  sold

真珠の泡

紋黄蝶とカンパーニュ

ミナペルホネンのシーズンブック、紋黄蝶の撮影を本田で行って頂きました。写真家 大沼ショージさんからのご縁です。

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「21年目の、特別な 日々の服」
皆川さんのnotesにもあるように、minaのテーマは、日常の特別な服。

今回の紋黄蝶は二冊の構成。

舞台のひとつは本田。

もうひとつは陶芸家、吉田次朗さんの旧アトリエで。

”ひとつはある女性の想像の日を追いかけ、ひとつはものの奥からにじむ気配のようなものを追いかけて…”
ある女性を、私が担いました。成り行きにそこに居た私が、こんな大役を任されてしまい、本当はとても不安でした。プロでもなく背も低いし、ケアだってもう何もしてないし、、まあとにかく不安でした。

撮影準備の時、ショージさんが何気なく言った、

ここ(本田)は、めぐちゃんにとっては日常だからね。

という一言によって、なら私がこの役をやる意味はあったのかなぁと思え、撮影は楽しく、リラックスして進みました。


これは一番好きな写真。

ある女性の想像の先にある、まあるいパン。

友人の焼く、大好きなカンパーニュ。ショージさんと最初に会ったのも、円居だったかな。小さな事だけど、こんな風に一緒に写してもらえて、とても嬉しかった。大好きなカンパーニュ、今日も並んで買いました。

デザイナー時代、紋黄蝶は遥か遠い存在で、いつか自分もこんな仕事がしたいと思った媒体の一つ。毎回、携わる人が変わり、いわゆるアパレルのカタログからは逸脱した存在でした。そしてサイトヲさんとショージさんのタッグは大好きで、こんな形で作品の一部にしてもらえるなんて…本当に夢のようでした。

ここに写るわたしは、自分の日常を特別に変えられただろうか?

”せめて自分が弾きたかったピアノの音色のような服を作りたい”

皆川明のノートより

minä perhonen 紋黄蝶

紋黄蝶とカンパーニュ