大寒

も過ぎ、ほんとうに暖冬な今冬。

岐阜市もここ数年、川南での積雪は珍しくなってきています。子供の頃は、それなりに積もってきたのに。雪かきは大変だし、吹雪は脅威ですが、温暖化も心配です。

花入はいつも試行錯誤。

私の場合は器が主役なので、あくまで花は添えるもの。千両か梅かまよい、やはり白磁には白の花を。

上に掛かるグリフィンも飛び立ち、2020年は神獣に見守られる年になるかと!

いただきものの地鶏は、今まで食べたことのない歯応え!美味しいのはもちろんですが、健やかに育てられた鶏を食べられることに感謝して、噛み締めました。モモはテリヤキや塩焼きに、胸はチキンカツに、手羽は唐揚げに、ガラで出汁を…

ありがとうございました🐓

大寒

2020

主人の実家、愛媛県での年末年始。

明けましておめでとうございます。

大晦日も仕入れ。たしかに仕事なんですが、これはもう病的なまでに好きだから…わくわくしてあちこち走り回ります。

四国に来ると、やっぱり島なんだなぁと思う事が多々あります。良い意味でもそうでない意味でも時が止まっていて、まだまだ未開の地です。モノの出会いもそうで、ちょっと驚く事が稀に起こります。やっぱり、足を運んで、分かる事、繋がる事があるのです。

二年連続の大吉を引き当てました✌️

頭の中でほんやりと描く事が、だんだんと輪郭線がはっきりしてくる、そんな感覚があります。今年は開店10周年。私たちにとって大事な一年となりそうです。

実現はまだ未定ですが、やりたい事があります。それに向けて、今はただ精進するのみ。

伊予のお伊勢さんで初詣⛩

upは店主に無許可なので🐭つけておきますね。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

本田

2020

忘れたくない

お陰様で、今年の営業も終えました。

毎年思う事ですが、本当に支えてくださった方々のおかげです。なんと御礼を申したら良いのでしょうか。恩返しはただ一つ、未だ見ぬ美しいものを探す事です。

古いものを売る私たち。非生産で、衣食住にも必要でない、人生のオプションの中のオプション。店は構えているものの、地域にも密着しておらず、自分は社会に貢献しているのか、役に立っているのか、ときどき途方に暮れたりします。(あ、でも醸造会館の存続には一役買っていると思います) ただ、どんどん消費されていく世の中で、本当に必要なものが作られているのか疑問に思う事も多々あります。だからこの仕事は地球へのエコロジーだ、と自負して続けていこうと思います。

大それた言い方ですが、微力でも歴史や伝統、文化を知り、伝えたいという気持ちが強くなってきました。主に日本と西洋の古物を扱っていますが、世界は繋がっているので、ひとつのものから様々な歴史を知る鍵となり、学ぶことが喜びです。私なんかは無知で、恥じる事も沢山ありますが、この歳になって、好奇心を持てる事の喜びと素晴らしさ。それからモノを受け取る時、手渡す時に出会う人々との時間も掛け替えの無いものです。

文化は、人間にしか無いものだと考えています。ヒトから文化を無くしたら他の動物と変わらないでしょう。生きるための最低限ではなく、精神を潤し育むもの。それは贅沢とは違うと思います。

自分たちの扱うものは、立派な古美術、骨董品ではなく、名無しの工芸品ばかりで、資産や財産と呼べるものかはギモンです。もちろん、奇をてらいたい訳でもなく、オシャレなスタイルにならないように、普遍的で真面目なものを見つけたいと思っています。これぞ本田だと、言えるようなモノに出会うために。そしてそれに共感し、受け取ってもらえるように。。

私が最もこころを掴まれる、名無しの工芸品。謎多き貴婦人と一角獣。私にとってはどんな名画より、涙が出るほど、それは美しいものです。あなたに会えて良かった。

振り返ればあっという間にも思える2019年でしたが、日本は令和となり、新しい時代の幕開けでした。大変な事もありましたが、私はこの一年、忘れたくない事ばかりの素晴らしい年でした。誕生、出会い、そして別れ。全てを刻んで、歩いて行きます。

皆様もどうぞ良いお年をお迎えください。

余談

パリでのテーマソングのsade。これを聴くとただいまーって言いそうになるくらい。今年もフランスでいっぱいお世話になった、マダムに感謝。

忘れたくない

ものがたり

antique & brocante 目白にお越しいただきました沢山の方々、本当にありがとうございました!!

通販を希望してくださった方も、インスタを見てくれた方も、皆様のおかげで素晴らしい二日間を過ごせました。

ここ一週間、何がなんやら目まぐるしく時間が過ぎて行き、濃厚過ぎました。岐阜で過ごしたら一ヶ月分くらいの密度。まだ頭の中はぐちゃぐちゃです。

少しここで備忘のために書かせていただくと…

この油彩画も素敵な方へ旅立ちました。

AB目白の初日の夜は恒例の懇親会。今年は出店者のみなさんと、この催事の今後について様々お話する事ができて、有意義な時間となりました。良き会へとなるよう、私たちも努めたいと思っております。

出店者の方の中には、我々が店を始める前から活躍されていた方も多く、そのような方たちとこうして並んで出店できる事には、驚き喜び、自信にも繋がりました。

そして、この催事の発端は、絢爛豪華趣味ではない、西洋骨董のファンを増やす事や、中世から近世の西洋工芸の周知を図ることでした。徐々にそんな結果も見えてきたでしょうか。元々の熱心なコレクターさん以外でも、この世界の面白さを知ってもらえると嬉しいですね。魅力を伝えたいです。

無事に終了し、2日目はお客様のご自宅にお呼ばれ。同世代のご家族。ため息ばかり出てしまう空間、そして絶景でありながら都心が近い環境。私たちも、理想の場所を探そうと決意したのでした…

素晴らしい景色の中での目覚め。常連さんから差し入れでもらったコアラのマーチ焼き。

さて、月曜昼に岐阜へ戻り、夜はとある人と約束の場所へ。

ハルカくんとるかちゃんが、名古屋のツアー後に岐阜へ寄ってくれました。

そして大好きなお店、一宮のゴッチャポントさんでディナー。お料理はもちろん、ワイン、デザート、そして小城ご夫妻のお人柄の素晴らしさ…打ち上げに相応しい夜でした。

るかちゃんとゆっくり話すのことはあまり無かったので、きらきらした清らかなるかちゃんを見ているだけで幸せになれました。

私と同じ干支!だけど、しっかりした芯を持つ、素晴らしい女性です。一回りも離れているのに教えてもらう事ばかり。。

beau paysageが…!なんて事でしょう!!

また翌日も本田に寄って、少し歌ってくれました。

そこで居合わせた幸運な方は、岡山の木工作家、山本美文さん。展示会の帰りにお立ち寄りくださって、美文さんとも三人でゆっくりお話できました。昼食後、本田が家具を納品したカフェ、アンティエールへご一緒してもらいました。

アヤさんのケーキ、ミルクティー、、絶品でした!

そしてその晩は、ハルカくんと三人で晩餐。たくさん、たくさん話ができて嬉しかった。彼が守りたいもの、私たちが守りたいもの、きっと似ているんです。

ハルカくん、美文さん二人から別々に、ものがたりというフレーズを聞きました。その事が驚きだったけれど、やっぱり繋がっているのかなぁと感じた夜でした。

悠さんも!

たくさんの愛を!

ものがたり

好きこそ物の上手なれ

いよいよ今週末、今年最後の出展です。

ものがたりの西洋工芸と題し、洋もの限定の催事、アンティーク&ブロカント目白にて小企画展をします。

額装や細々とした準備も整い、いざ東京へ。

少しドキドキしてきました。

2020年夏、本田は10年を迎えます。今年はその10年を目前に、古い物に対して全てを注ぎたいという気持ちで臨みました。そんな一年も終わろうとしています。

ものがたりの西洋工芸では、この一年の締めくくりに、気持ちを引き締め挑む企画です。

是非、ご覧いただけたら嬉しいです。

袋の中身は…?

“好きこそ物の上手なれ”

これしか能の無い私たち。

非効率で不器用だけど、絶対に手を抜かない主人。多数決ではない美のものさしを持って、客がいない地下のライブハウスでドラムを叩いた。時間だけがあった。

彼も私も、家族や親戚、友人や社会とズレを感じながら、折り合いを付けてきた。彼は店を持ち、物を見つけ、伝える事を始めた。地下のライブハウスのような日々から、少しずつ…

分からない事ばかりで、毎日少しずつ知ることが増える。それが何より生きる糧。

拍手はたくさん聞こえなくてもいい。私は今とても幸せ。

好きこそ物の上手なれ

ものがたりの西洋工芸

来月の目白での催事、アンティーク&ブロカント目白にて、小企画を行います。

“ものがたりの西洋工芸”

それに出品する一部を掲載した冊子が出来上がりました。

写真は主人、デザインは私です。

今回は”手”がふたつ。どちらも断片だった。

あの聖母子の刺繍絵の時と同じ、モノが光って見える時。

わたしは価値があるかなど解らないけれど、どちらの手も、必ず欲しいと思えた。主人は、それが一番なんだよと言った。

両手を手に入れた私たち。

このカケラから想像するものがたりを紡いでいってくれる方は、どこでしょう?

ものがたりの西洋工芸

un tiers

岐阜に、自然の豊かな景色を背景に、美味しいお茶とお菓子を頂ける素敵な場所がオープンしました。

昨年の夏頃、ご依頼をいただきフランスで家具や什器、器や小物をこの場所のために集めてきました。

玄関の扉も、そして中を見渡せば、私たちがフランスで探したものばかりで、それはそれは…感動ものでした。

オーナーの藤岡ご夫妻には、主人が独立する前から、もう10年以上お世話になっており、このお話をお受け出来たのも、藤岡ご夫妻のご依頼だからでした。

untiers とは3分の1の意味。藤岡木工所、ご夫人が営むle2doigts というセレクトショップ、そしてこの度オープンしたuntiersです。

古い物の出会いは一期一会。フランス在住ならともかく、たった2、3週間の滞在中に、お目当てのモノに出会えるか否かは、やっぱり運です。

不特定多数の人が使う家具として、時代は古すぎないもの、19世紀末から20世紀初頭のものが理想でした。自分たちがまず好きな家具である事が前提で、デザインは普遍的でかつ、フランスのエスプリを感じるもの。店全体で考えて、ある程度の統一感を出す事。そしてサイズや予算も満たすとなると、容易な事ではありませんでした。市場では、数多の家具が並びますが、選べるのはほんの少しだけ。

写真にも映る、壁掛けの飾り棚は、車を借りていない日に見つけてしまった!タクシーで運ぶのも厳しいサイズ。だけど、幸い蚤の市からアパルトマンまでは徒歩で帰宅できる距離だったので、二人で担いで運びました。

重いのはもちろん、すれ違うフランスの人々が白い目?で見ているようで、アパルトマンまでの道のりがえらく長く感じました。そんなエピソードも含めて、とにかく愛着があります。

やっぱり、自分たちの足で探した古い物は、特にかわいいのです。そのかわいいコたちが、大好きな方々の新しい空間の主役になる事は、本当に喜ばしい事ですね。

使用頻度が高いカップ類は、丈夫な磁器をチョイスしました。古い陶器は大好きだけど、やはり脆さは免れません。エレガントな持ち手、これはオーナーやスタッフのJさんがお好きそうだと迷わず買いました。おそらくパリ窯と思われ、まとまった数を見つけられたので幸運でした。

ケーキ皿はシンプルな白い器も揃えましたが、この緑のレリーフと、ナゾナゾの絵に惹かれて、ご提案しました。オーナーはもちろん、アンティエールに立つayaさんも気に入ってくれて、一安心。

ayaさんは、とっても優しい雰囲気の方で、ご自宅で紅茶のお教室も開催されています。紅茶の教室ですが、そこでは手作りのケーキ、軽食もお出ししているのです。オーナー夫人のかなこさんは、そのお菓子の美味しさに惚れ込んで、un tiersにスカウト!ayaさんのお教室とはまた違う一面を、un tiers では見られるのではないでしょうか。

またここでは不定期に、お食事の企画も考え中との事です!楽しみですね。

営業日は限られますが、是非みなさま岐阜の自然と、丁寧な手作りのケーキとお茶を楽しみに伺ってくださいね。

un tiers

岐阜県山県市佐賀587-1

un tiers